女性にとって「かわいい」は、日常的に慣れ親しんだ評価基準です。
今では、その意味は多様な価値観と重なり、「キモかわ」や「エロかわ」など新たなニュアンスを取り込み、時代と共にその概念は拡大し続けています。
このように、女性が使う「かわいい」の言葉の裏には、その人個人の感性を語る重要なキーワードが隠れていると考えます。
つまり、かわいいには個人の価値観による基軸があり、ある女性が「かわいい」と言っても、他の女性にはそれほどでもないことがあるのです。
例えば、ゆるキャラの好みひとつとっても、ブサイクだけど愛嬌があるというような外見と中身のギャップの「面白さ」をかわいいと言う人もいれば、
赤ちゃんや仔犬や仔猫をモチーフにしたような「あどけなさ」に反応する女性もいます。
あるいは、レースや宝石のような繊細で女性らしい「フェミニン」な装飾をかわいいという人もいるし、そういうかわいさは嫌いという人も存在します。
また、女性性を意識せず独自性を貫く女性がいる一方で、女性らしさを競ってもっと派手で目立つことを価値とするひとや、
より洗練されたデザインを見抜く審美眼を主張したい女性もいます。
時代が進むにつれ、多様化するかわいいの基軸は増え続けて、かわいいのトレンドも刻一刻と変化するなか、
今の女性は様々な局面において、自分のかわいいに反応する感性センサーが磨かれていくのです。
そして、かわいいタイプ調査では、必ず年齢・ライフステージ・職業などの属性別に分けた調査を行います。
多くの女性は、結婚・出産とライフステージの変化によってとりまく環境が大きく変わります。
これにより、年齢やライフステージで「かわいい」との距離感が変化すると考えられるからです。
若い頃は、水玉やリボンなどフェミニンテイストが好きだったけど、今は年相応を心掛けているという女性。
自分はかわいさよりもかっこいいスタイルを求めているという女性。
そんな女性でも本音は「かわいいものは小物で取り入れたくなるの」とか、「自分を演出するファッションには甘さは要らないけど、女性らしさは失いたくない」など
その人によって「かわいい」の取り込み方は様々です。つまり、属性が変われば、かわいいを求めるアイテムも変わるということなのです。
そこでQyun-toは、このつかみ所のない「かわいい」という概念を感性調査で6タイプに分けてインサイトしていきます。
そして、女性の嗜好性を「ナチュかわいい」「愛嬌かわいい」「クールかわいい」「ピュアかわいい」「ポップかわいい」「ギャップかわいい」の6タイプに分類し、
その共感性を通して、多様な個性を持つ女性の感性にアプローチします。
タイプや属性によって「かわいい」の価値観と距離が変わります。まずは、女性の感性インサイトはここからスタートしていきます。
しかし、女性の価値観を掴むのは、一筋縄ではいかない難題です。時にあまのじゃくにもなる乙女心はコロコロと形を変えて逃げて行ってしまいます。
女性の感性は「かわいい」に収まらないことは大前提。その感性は完全に掴み切ることはできません。
だからこそ、その時々のインサイトワークが生きてきます。今見逃しているお客様のホンネを発見するチャンスです!
そこには、既存サービスとお客様のニーズとのミスマッチが潜んでいるかもしれません。そういった潜在ニーズの掘り起こしがインサイトターゲットでできるはずです。
今までと少し客層が変わったかな? 最近、売れ筋の動きが鈍くなってきたかな?など、今の状況を打開するための材料と解決策をご提供いたします。
お客様のホンネに迫るターゲットインサイトで、お客さまの購買スイッチをONにしてみませんか?